この前Xに投稿した映像がプチバズりしたんですよ。
これなんですけど。
でね、そのあと簡単なメイキング動画をあげたら、そっちの方がいいね数ぶち抜いたんです。
DMでどんな機材使ってるんですか?という質問がきたこともあり、答えたいんですが品名だけだと分かりにくいなと思って記事にしました。
実は本編の時にも触れてるんですが、この撮影方法自体は私のアイディアというよりはInstagramで見かけた方法を見よう見まねさせてもらった感じです。
アイディア元の動画を何度も探したのですが、私はInstagramあんまり使わないのでいいねとかブックマークしていなかったのでそれ以降2度と出会えませんでした…。
まぁとにかく。
私は手持ちの機材を組み合わせて使っているため、もしかするともっと安上がりな組み方もある可能性高いですが、ぜひ参考にしながら色々工夫してみてください。
まず三脚を用意する
この撮影に必要なのが三脚とビデオフルード雲台。
最も重要なのがチルトやパンがスムーズにできる映像用の雲台の方です。
私の三脚はちょっとだけ特殊なんですが、近いもので言うと、MVK502AM-1です。
これ10年くらい前に買ったやついまだに現役バリバリで使ってます。
ザハトラーみたいなプロモデルまではいかないけど、安すぎずほど良く安心感のあるアマチュア三脚がマンフロットです。
そして雲台はMVH502AHというものを使っています。
横方向の粘りが調整できるものなら何でも使えるかと思います。
本撮影では横方向の粘りをゼロにして無抵抗で回転させるのが肝となります。
要するにスルスル横パンが回転するように調整して、思いっきりぶん回すってだけなんですね。
アームをかるくDIYする
次に雲台の上にSLIKスライディングアーム2というアームを装着します。
これは水平方向にカメラ位置を延長できるものですが、色んなシーンで役立つので買っておいて損はありません。
ただし、これだけだと長さが足りなくて応用が効かないため、ローニン用のカーボンファイバー延長ポールを買って繋ぎ足しています。
注意点として、スライディングアームのネジ穴部分には突起物があってそのままだと装着できないため、私はヤスリで延長ポールを削りまくって入るようにしました。
アームの先端にはNEEWERの44mmボールヘッドを装着。
カメラとレンズが大して重くないのであればもっと小さいφの雲台でも事足りますが、私のSONY a7VIならこの大きさの雲台で余裕でガッチリ固定可能です。
ポールのバランスをとるため、アームのカメラとは反対側にManfrottoのカウンターウェイトをはめておきます。
私は1.3kgしか持ってませんが、カメラの重さによっては4.8kgのものでも良さそうです。
さらに背景となる白いボードを、手元にあったヤザワのどっちもクリップで固定。
これに関しては、カメラの反対側に上手くボードを固定できれば本当に何でも良いです。
背景とする白ボードは東急ハンズで660円くらいで売ってました。
あまり薄すぎると反ってしまうことがあるのである程度厚みのあるものがおすすめ。
可能な限りデカい方が白背景として使いやすいです。
小さすぎると中央の被写体後ろが白になっても端っこがカバーしきれないかもしれません。
白で外側だけワイプして切り抜くという手もありますが、影がうっすら動くためあくまでナチュラルな仕上がりを求めるなら撮影時点でデカい白ボード背景にしておくのが良いです。
照明のセット
正面からカメラと同じく周りつづけるライトが欲しいため、カメラのホットシュー部分にAputure MC Proという小型ライトを装着しています。
正確には1世代前のAputure AL-MCという照明を使いましたが、今買うならこっちの方がおすすめです。
それからトップからのライトを作るために、Nanlite Pavotube 15Cという棒状ライトをスタンドに載せて固定しています。
固定方法は安物ライトスタンドにグリップヘッドを取り付けて延長しています。
グリップヘッドにはTokistarのポールをはめて延長します。
これで照明はできあがり。
トータルだとこんな感じのセットアップとなっています。
照明のポール部分にテグスを巻いて、それをAクランプで固定し、マウスを吊るしています。
マウスの固定方法
マウス撮る人があんまりいるとは思ませんが一応…。
何でもいいので細くて見えにくい透明なテグスの先端にぶあつい魔法テープを括ります。
それをマウスホイールの下側にあてがって、そのままホイールを下に回して巻き込んでいきます。
これで固定できます。
もっと良い固定方法があったらご教授願いたいところ。
注意点
マウスのような軽めのものだと風の影響を受けて動きやすくなっています。
被写体が動いていると周りをいくらグルグル回ったとて綺麗に回転しているようには見えなくなってしまうため、なるべく無風状態が好ましいです。
エアコンとか消しておきましょう。
また、被写体の真下に雲台の中心点がくるようにトライ&エラーしながら微調整で追い込んでいく必要があります。
ちなみにマウスにズームインしながら斜めにロールしていっているのは編集ソフトで後処理したものです。
さいごに
ここまで被写体の周りをぐるぐる回転する、一見3DCGに見えるショットの裏側でした。
CG技術がない人はアナログで頑張るんだ…。
やっぱり本物でもありますからね、臨場感あるんじゃないかなと思ってます。
参考になったら幸いです。