水平がずれてるのを見つけてしまうとどうしても気になって角度修正をかけてしまう神経質なゲームギークです。
画角の水平がズレていると坂を登っているように見えたり、被写体が不安定に見えたりと、狙いでない場合ちょっと残念なことになります。

後処理で画角を犠牲にしてクロップすれば修正はできますが、時間はかかりますし、場合によってはどこが水平なのか分からなくなるしで、やっぱり撮影時に水平をキッチリとるのが1番です。
もしあなたがDSLRカメラに内蔵されているデジタル水準器を使っていて、それでOKと思っているならそれはあまりおすすめしません…。

アナログな水準器を買って使うのが1番!
内蔵デジタル水準器は不正確
私の持っているSONY a7IVにはデジタル水準器が内蔵されています。


水平が合っていると緑のラインと矢印が緑色になり、合っていないとオレンジ色になります。
最初はこれ使えるのでは?と思って試してみたんですよ。


でもどう見たって水平が合ってないのに緑色に光って水平がとれていることになっています。おいおい大雑把すぎるだろ…。


どうも内蔵水準器だと水平だと判断するハードルがものすごく低くて、超ざっくりとした水平しかとれないようです。
人を撮影するような場合には十分水平がとれているように見えますが、小物やきっちり水平がわかるような映像だと割と気がつきます。
おすすめの小型水準器
じゃデジタル水準器が使えないなら外付けで使うしかないよねってことで。
水準器とひとえに言っても沢山の種類がありますが、ミラーレスのような小さなカメラに載せられるのは一部の小型水準器のみです。
丸形水準器
ホットシューにとりつけるタイプの丸形水準器です。とにかく安いので失敗しても全く痛くない商品なので、迷う暇があったらとりあえず買ってみると良いです。
別にホットシューに載せなくても良くて、小さいのでカメラの隙間にうまく載せればざっくりとした水準はとれます。
ただし気泡が小さすぎるためあくまでザックリで、内蔵水準器よりは幾分マシかなというところ。
2ウェイレベラー
現在私が使っている安心のHAKUBA製水準器。
垂直か水平か一方方向のみに気泡が流れ、さらにカプセルが大きいため傾きが分かりやすいです。ホットシューにもはまるのが強み。
カメラの上にポンッと置くだけでも使えますが、滑りやすいためゴムなどでDIYしないとすぐ落ちてしまいます。それと若干高いのがネック。
前後はあんまり関係ないので、水平方向だけ分かるようにレベラーを置いて水平をとります。
意外とある落とし穴
水準器でバッチリ水平が来ていても、映像を見たらなんか水平に見えない…というパターンがあります。
例えば建物が曲がっていたり、リファレンスとしている水平物が斜めに見えたりなど。
これらの場合はなるべく見た目で合わせないと映像を見ている視聴者からは水平がズレているように認識されてしまいます。
見た目で合わせた場合、ドリーしたりパンしたりカメラワークが入るとワーク後が斜めに見えてしまうなど上手くいかないことが多いので注意。
FAQ
- 水準器と水平器って違うの?
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これ私もよく分からないんですけど、撮影という枠組みではあまり区別したことありません。同じ意味で良いかと思います。
水準器は三脚についているものをさすことが多く、水平器(レベラー)はレールを敷く際に定規型のものをそう呼ぶことが多いです。
また、「水平をとる」とは言いますけど「水準をとる」とは言わない気がします。
- 三脚の水準器じゃダメなの?
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全然ダメじゃないです。三脚の水準器で事足りるなら問題ありません。
こちらの記事で紹介しているように、私は三脚の上にさらに別のスライディングアームや自由雲台を載せているため、三脚で水平をとってもカメラの水平はズレてしまいます。
また、PIXI三脚などに載せて卓上で近写するときも水平が分からないので重宝しています。
- 他にはどんな水準器がある?
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デジタル水平器、レーザー水平器などがあります。いずれも高価ですが測定は正確だと言われています。
カメラの水平をとるという意味ではいずれもサイズが大きすぎるので使いにくいでしょう。
- ホットシューが埋まってる場合は?
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いくつか方法はありますが、例えばリグケージをカメラに装備して別のコールドシューなどにはめる、ベルクロを貼り付けてカメラ本体にくっつけられるようにするなどです。
私は面倒なのでその都度手で押さえつけながら水平とることが多いです。
- 多少だったら後処理で良くない?
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もちろん後処理で回転させるのもOKですが、動画の場合パン・チルト・ドリーなどのワークが入ると修正が難しくなります。FIXなら大丈夫ですが、回転させる分画質が劣化してしまいます。
できるだけ撮影時に水平とってあげた方がわざわざ気にしなくて良いです。
まとめ
水平をしっかりとるためにはカメラ内蔵水準器ではなくなるべく外部のアナログ水準器を使うのがおすすめです。
カメラによっては筐体が大きければ精度も良いため、業務用カメラなどでは十分に使える可能性が高いです。しかしミラーレス系の小型カメラだとまだまだかなという印象。
それでも被写体が大きければあんまり気にならないこと多いかもしれませんが、デスク上でガジェット撮るような場合は割と繊細なので困ることがあります。
水平がズレてると気になる人にはかなり気になるので、狙いじゃないなら毎回きっちり撮影段階でとるのが良いです。