高さも水平もワンボタンで自動調整してくれる電動三脚 Edelkrone Tripod X をレビューしました。
価格が高いのでレビューを探すけど中々見つからないというニッチな商品です。
もくじ
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スペック
スペック
基本仕様
畳んだ時のサイズ | 高さ71cm, 直径21cm |
重さ | 9.1kg |
耐荷重 (RAPID) | リフト: 8kg 積載: 30kg |
素材 | CNCアルミニウム |
モーター | 高トルクDCモーター |
高さ調整速度 | 300cm/分 |
高さ調節範囲 | 34 – 148cm |
スプレッダー | 直径 90 – 144cm |
ノイズレベル | 1m離れて60dB |
バッテリー | 12V 3aH GBA |
バッテリー寿命 | 昇降300回 |
マウントネジ | 3/8インチ |
購入先
定価 | 400,000円~ |
販売先 | 公式サイト |
コード |
所感
Edelkrone Tripod Xの強みと弱みを見てみます。
- 強み
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- 自動で水平がとれる
- 自動で高さ調節ができる
- スプレッダーは広げやすい
- タイムラプスに対応
- スタビをかければ高さを活かしたカメラワークも可能
- サポートはかなり手厚い
- 弱み
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- 基本室内での使用推奨
- 昇降音は結構うるさい
- スピードの調整が不可能になった
- 1箇所でも壊れたら使い物にならない可能性がある
- アプリでの操作性がいまひとつ
- 値段がめちゃくちゃ高い
とまぁ拮抗している感じですね。自動で水平と高さ調整ができるため、この恩恵をどれだけ感じられるかが本三脚を買って後悔しないかの分かれ道だと思います。特にフルード雲台のような、下のお椀部分で水平を簡単にとれるようなスタイルであるならばあまり意味がないかもです。
スライダーやジブといった、三脚に直接取り付けなければならない機材を多用している人が使ってこそ輝く三脚なのかなと。さらに言えば耐水性や耐塵性にも乏しいため、室内での使用が推奨されています。ガジェットなんかを撮ることを主とする私は割とドンピシャなターゲット層でしたが、外で使いたい人は注意深く使う必要がありそうです。
ちなみにスプレッダーの1つが軽くブレーキが効かず調子が悪かったのですが、サポートに連絡したらすぐに代替え品のスプレッダーを1本送ってくれました。スプレッダーは1本ずつ交換できるような仕組みになっていました。マニュアルパーツが壊れた場合はこのように自宅でも修理できそうですが、電動パーツが壊れたら無理だろうなぁ…。そこだけ不安ですね。ただサポートは割と手厚そうです。